連載:日本の金融教育の歴史を紐解く(最終回)

前回まで計8回に渡って、明治時代から現在までの日本の金融教育の歴史についてみてきました。

最終回となる今回の記事では、総括として「これまでの連載の振り返りとこれからの金融教育への示唆」についてみていきます。

目次

金融教育の役割・影響

今回、明治時代から現在までの日本の金融教育の歴史を紐解いていく中で、当然のことではありますが、「近代資本主義システムの導入と複式簿記教育」や「高度経済成長と消費に向けた貯蓄奨励教育」等、金融教育が国の経済の発展・政策と密接に関係していることがわかりました。

持続可能な市場経済を構築していく中で、金融教育が果たす役割は大きく、「おかね」の多様化が進む今後もさらにその役割・影響は強まっていくであろうと予想されます。

金融教育において必要なこと

20年前に、現在一般的となっているキャッシュレスや仮想通貨等が普及していなかったことからも、将来、「おかね」がどのように姿・形を変えていくかは現時点では不透明な部分も多くあります。

そのため、弊社として、不透明な中で、将来の状況に応じて、柔軟に対応できるようなリテラシーを育めるよう、学びの場を提供していきます。

また、今回の連載でも紹介した通り、「おかね」は、「消費財の購入」や「将来に向けての投資」といった選択・意思決定の際に必要となるツールであるため、若い頃からその扱い方・感覚を養うことで、一人一人の選択肢が少しでも増えるよう金融教育を提供していきたいと決意を改め、本連載の結びと致します。

おわりに

弊社では、「おかね」のプロである公認会計士が広範な実務経験は勿論、豊富な講師経験を基にマネーリテラシー養成に向けた金融教育サービスを提供しています。身近なトピックを用いた上で、ワークショップやオンライン等の様々なスタイルで提供させて頂くため、楽しく、わかりやすく学ぶことができます。

また、教職員様向けの研修・講座も提供しているため、支援が必要でしたら、是非お気軽にお問い合わせください。

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