金融リテラシー・マップを読み解く-概論-(第3回)

前回の記事で金融リテラシー・マップに定められている4つの分野の1つである「家計管理」について解説しました。 

今回は同じく4つの分野の1つである「生活設計」について解説していきます。 

目次

生活設計とは?  

金融リテラシー・マップにおいて、「生活設計」は「ライフプランの明確化およびライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解」であると定義づけられます。具体的には、「ライフプランを明確にしていること」や「ライフプランを実現していくためには、経済的な裏付けとして資金を確保することが必要であることを理解し、必要な資金を貯蓄・運用、借入などにより計画的準備していくことができること」や「自らの支出行為等(寄付、投資を含む)が社会にどのような影響を与え、社会にどのように貢献できるかを考え、自分の価値観に基づき、ライフプランや生活設計を考えることができること」であると示されています。 

各年齢層における生活設計 

各年齢層において求められる生活設計能力については、別の記事でも解説いたしますが、例えば、高校生であれば、将来の夢や目標を実現するための現実的なステップや手段を考え、それらに関する支出や収入について試算し、進路選択を検討できる力を身に着けるべきであると考えられます。 

どの年代であっても、ライフプランとプランを実行するためのステップを金銭面から考える力は大変重要となるため、生活設計能力を養うことは金融教育において肝要であると考えられます。 

次回はその他の4分野の1つである「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」についてみていきます。 

おわりに

Linkardでは、「おかね」のプロである公認会計士・ファイナンシャルプランナーが広範な実務経験は勿論、豊富な講師経験を基に金融リテラシー養成に向けた金融教育サービスを提供しています。身近なトピックを用いて、出張授業オンライン等の様々なスタイルで提供させて頂くため、楽しく、わかりやすく学ぶことができます。

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