金融リテラシー・マップを読み解く-概論-(第6回)

前回の記事で金融リテラシー・マップに定められている4つの分野の1つである「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」における5つの分類の1つである「金融取引の基本としての素養」について解説しました。 

今回はその他の5つの分類の1つである「金融分野共通」について解説していきます。 

目次

金融分野共通 

金融リテラシー・マップにおいて、「金融分野共通」には、「金融経済教育において基礎となる重要な事項(金利(単利、複利)、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターン等)や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解」や「取引の実質的なコスト(価格)について把握することの重要性の理解」が含まれます。金融取引を行う上で必要となる知識や前提を理解する力が求められており、金融教育においても必須となる知識が列挙されています。 

各年齢層において求められる力 

各年齢層において求められる「金融分野共通」については、別の記事でも解説しますが、例えば、大学生であれば、金融商品のお金の価値と時間との関係について理解することが挙げられています。 

どの年齢層でも金融取引を行う際には、様々な知識を駆使する必要があるため、それぞれの年代にあわせて長期的な視点で金融取引の基礎知識を養うことが重要になります。 

次回は5つの分類の1つである「保険商品」についてみていきます。 

おわりに

Linkardでは、「おかね」のプロである公認会計士・ファイナンシャルプランナーが広範な実務経験は勿論、豊富な講師経験を基に金融リテラシー養成に向けた金融教育サービスを提供しています。身近なトピックを用いて、出張授業オンライン等の様々なスタイルで提供させて頂くため、楽しく、わかりやすく学ぶことができます。

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