前回の記事で金融リテラシー・マップに定められている4つの分野の1つである「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」における5つの分類の1つである「資産形成商品」について解説しました。
今回は4つの分野の最後の1つである「外部の知見の適切な活用」について解説していきます。
外部の知見の適切な活用
金融リテラシー・マップにおいて、「外部の知見の適切な活用」には、「金融商品を利用するに当たり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解」が含まれます。金融商品を扱う場合には、自分ひとりで適切に検討することが難しい場合も多くあります。その際に適切に外部の専門家などを利用する力を養うことは金融教育において重要となります。
各年齢層において求められる力
各年齢層において求められる「外部の知見の適切な活用」については、別の記事でも解説しますが、例えば、大学生であれば、「金融商品を提供している業者(銀行、証券会社等)について、概要を理解している」ことなどが挙げられています。
「外部の知見の適切な活用」の知識を身に着けることは、複雑化・多様化する金融商品を理解し、活用していく上で、非常に重要となるため、金融教育においても重視される面の一つになっています。
次回はこれまで見てきた4つの分野をふまえて、概論のまとめについてみていきます。
おわりに
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