政府は、新規事業を立ち上げる社員のリスキリング(学び直し)を進める企業の支援を拡大しています。
企業にとって、助成金の仕組みを知り、活用していくことが、新たなビジネスチャンスにつながります。
今回取り上げるのは、昨年12月から厚生労働省の「人材開発支援助成金」に新設された「事業展開等リスキリング支援コース」です。
目次
どんな助成金?
新規事業の立ち上げなどの事業展開に伴う人材や、デジタル化や脱炭素化に対応した人材を育成する事業主を対象に、研修費用や研修期間の賃金の一部を支援する助成制度です。
たとえば、社内のペーパーレス化、顧客の待ち時間短縮のためのアプリ開発、太陽光パネルの導入などに関わる人材育成が想定されています。
助成額は?
中小企業は、経費の75%、一人1時間あたり賃金960円が助成されます。
大企業は、経費の60%、一人1時間あたり賃金480円の支援を受けることができます。
1事業所・1年度あたりの助成限度額は1億円です。
申請に必要なことは?
研修開始日よりも1か月前までに、都道府県労働局に、事業展開などの記した計画届を提出します。
支給対象となる事業主の要件も満たす必要があります。
おわりに
弊社では、制度改正等の趣旨や影響を踏まえた上で、お客様のビジネスが効果的・効率的に進められるよう会計・財務・税務アドバイザリーサービスを提供しています。
また、制度をより適切に理解した上でビジネスが進められるよう研修・講座サービスも提供しているため、支援が必要でしたら、是非お気軽にお問い合わせください。